盆踊らない松江市 〜国宝・松江城〜
2020年11月8日
松江市にやって来ました。しじみで有名な穴道湖を臨む松江、ここには国宝・松江城があります。このお城には恐ろしい伝説があるとか…。
土日祝日は松江城近くの島根県庁が駐車場を無料開放しているので助かります。しかも結構広い。
国宝 松江城天守。松江城は1935年に一度国宝保存法で国宝に指定されたが、1950年に国宝保存法から文化財保護法に法改正され重要文化財に。
そして2015年に祈祷札が見つかったことで完成年のわかる歴史的価値のある建物として国宝に再度指定されました。
第二次世界大戦で多くのお城が焼失した中で松江城天守は焼失を免れた貴重なお城。登閣料は大人680円。
立派なお城だ。
中は広々としていていくつか展示もあります。
最上階の5階には国宝指定書も。
城主になった気分で城下を眺めます。ちなみにこのお城、冒頭の通り悲劇的伝説があるのだよ!
それはお城の築城時…石垣の工事が難航し人柱を立てることに。その人柱を選ぶ際、城下では盆踊りが行われており、その盆踊りの輪の中で最も踊りが上手く美しい娘を捕らえ、人柱として生き埋めにしてしまいました…。
そしてその娘の怨念なのか、城の完成前に堀尾吉晴の子・忠氏が死去、吉晴も城の完成後間もなく死去。残された三代目忠晴も33歳で跡継ぎなく死去。次に城主となった京極忠高もわずか3年で逝去しこちらも一代で御家断絶。
さらに、城下で盆踊りをすると城が地震のように鳴動し、娘の呪いと噂され盆踊りは禁止に。(現在でも松江市の一部は盆踊りを一切行わないらしい。怖いなぁ、怖いなぁ…)
その後、徳川家康の孫・松平直政が城主となり天守閣最上階で少女の亡霊と対面。少女は「私はこの城の主」と言うと、直政は「ではこの城を渡そう」と返答。次の日、直政は穴道湖で漁れたコノシロという魚をお供えするという渾身のとんちを発動!すると亡霊は二度と現れなくなったとか。こりゃ一本取られたわな。
そして、天守閣を後にして周囲を散策。城山稲荷神社へ。
ここは「怪談」でお馴染み小泉八雲がよく訪れた神社。石でできた狐が沢山いる神社。
当時は数千近い石狐がいて八雲さんが興味を抱き度々来ていたそう。
八雲のお気に入り石狐。ニンマリしたかわいいお顔。
老朽化してますが大小様々な狐がいます。これは確かに気になって立ち寄ってしまう。
プレミアム海鮮丼(2,000円/税別)が有名だそうで。
すごいボリューム!具は、
えび、うなぎ、かんぱち、赤貝、ほたて、サーモン、とろ、うに、かに、げそ、いくら、白身地魚、たこ、いか、玉子
だそうです。新鮮で美味しくて値段もリーズナブルなので大満足です。
歴史を知ってみるととても興味深かった松江城。他にもまだ知らない歴史や伝説のある場所がたくさんあるんだろなー。